「心地良いはつながっていく」
「俺、思い出したわ。海の近くにずっと住みたいと思っていたんだった。」 今住んでいる自宅の内見をした後に夫が言った言葉。 この夫の一言で、その後約2か月余りで都内から逗子の海沿いに引っ越しを決めて、約5年が経とうとしています。 それまでは、長男の不登校などもあり、転校させるために区内で引っ越しをしてもなかなかしっくりいかない日々を過ごしていました。 本当にここでずっと暮らしていくのか、都内にいる時はこんな事をずっと夫婦で話し合う日々。 ちょっと個性的な我が子をどんな環境で育てればいいのか、日本中、外国の学校も調べたり、フリースクールの情報を収集したり、見学に行ったり、お金も時間もかなり費やしました。 カリキュラムに特色のある和歌山県の私立の小学校を受験してみたり、一時期は瀬戸内海方面に住もうと、岡山県の移住セミナーを聞きに行き、その後実際に岡山県のハローワークや物件探しもしていました。 そんな日々は無駄ではなかったけれど、思えば遠回りをしたものです。 都内からそんなに離れていない、逗子というこの町に引き寄せられるようにして住むようになって、色々な事がスムーズに流れ始めました。 求めていた生活は意外と近くにあったのだと移住して気づきました。 個性的で難しかった長男は、本と海が大好きな青年になりました。 友人も増え、かっこよくて頼れる海のお兄さん達に刺激をもらって、のびのび、のんびり過ごしています。 赤ちゃんの時からジェントルマンと言われていた手のかからない次男は、すっかりやんちゃな野生児に変わりまして、自転車で毎日爆走して私を心配させています。 夫はもともと穏やかで、働くのは遊ぶため!というような人でしたが、SUPにウィンドサーフィンに釣りに毎日忙しそうです。遊ぶために仕事をするスタンスは変わらず、都内まで通勤しています。 素敵なご近所さんにも恵まれ、温かく子どもの成長を見守って頂いて、安心して子育てができます。 私は移住を機に開業した訳ですが、新生児訪問など市の事業に関わってから初めて逗子の子どもの少なさ、出生数の少なさを知りました(笑)予想外だったのはこれくらいでしょうか。 勢いだけで移住を決めて、仕事が軌道に乗るまでは自分のやりたかったことや、学びを深めていくと、知らず知らずのうちにたくさんのご縁でつながるようになりました。 ヨガスクールでのご縁、新生児訪問でのご縁、多くの患者さんとのご縁。SNS上でのご縁。 人と人がつながって、逗子がどんどん私や家族にとって居心地のよい場所になっていっていくのを感じます。 それと同時に「自分がすべきこと」が明確になり、そのためのプロセスを明確に考えるようになりました。 また一人では出来なかった、理学療法士とのコラボ企画「Mama&Baby Conditioning 鎌倉」やイナムラキャビンでの「Yoga for Woman」のクラスも素敵なご縁ではじまりました。 今やるべきことを敏感に感じ取り、自分の信念と直感だけでここまできました。 開院時より患者さんの数が倍以上になり、10月からは少し、仕事のバランスを変えていきます。 依頼があればちょこちょこ講演をすることもありますが、助産院以外で地域の仕事やクリニックでも勤務しつつ、ずっと頭の中にあった構想をそろそろ現実化したいなあ、と思っています。 ママ達の為のBAR:黄昏泣き時だけ開店するママ達のよりどころ 色々多方面に相談はさせて頂いていますが、どなたかいい場所や、アイデアがあったらぜひご一報くださいませ!! きょう母乳の話はありません。 移住の時、移住者のブログをたくさん読んで参考にさせて頂いたので、私のブログが湘南移住を考えている誰かの目にとまったら、嬉しいです。

最近始めたSUPで海から撮った写真です。
海から上がると、頭がすっきりします。
子どもがマリンスポーツから帰ってくると、ぼーっと力の抜けたいい表情をするのですが、自分が体験してみてなるほど、理由がわかりました。
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